よくある質問

系統用蓄電池に関する
よくある質問

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系統用蓄電池事業を検討する際には、収益の仕組みや導入までの流れ、系統接続、必要な費用、事業上のリスクなど、事前に確認しておきたいことが数多くあります。

このページでは、系統用蓄電池の導入や事業参入を検討する企業の皆さまから寄せられる、よくある質問をテーマ別にまとめました。

気になる項目からご確認いただき、事業検討や社内での情報整理にお役立てください。

よく見られている質問

系統用蓄電池とは何ですか?

系統用蓄電池の収益はどこから生まれますか?

初期費用にはどのような費用が含まれますか?

事業化までにはどのくらいの期間がかかりますか?

系統接続の回答までどのくらいかかりますか?

蓄電池ベンダーはどのような基準で比較すべきですか?

1、系統用蓄電池の基礎・事業概要

系統用蓄電池とは何ですか?

系統用蓄電池とは、電力系統に接続し、電力の供給量と需要量のバランスに応じて充放電を行う大規模な蓄電設備です。

電力が余っている時間帯に充電し、電力が不足する時間帯に放電することで、電力の需給バランスの調整や再生可能エネルギーの有効活用に貢献します。資源エネルギー庁では、供給力の過不足に応じて充放電することを主な目的とする蓄電池を「系統用蓄電池」としています。

系統用蓄電池はどのような役割を担っていますか?

系統用蓄電池には、電力が余る時間帯に充電し、不足する時間帯に放電することで、電力の需要と供給を調整する役割があります。

太陽光発電や風力発電は、天候によって発電量が変化します。蓄電池を活用して発電量の変動を吸収することで、電力系統の安定化や再生可能エネルギーの導入拡大につなげることができます。

家庭用蓄電池や産業用蓄電池とは何が違いますか?

主な違いは、設置場所と利用目的です。

家庭用蓄電池は住宅に設置し、太陽光発電の自家消費や停電時の非常用電源として使用されます。産業用蓄電池は工場や事業所などに設置し、電力使用量のピーク抑制やBCP対策などに利用されます。

これに対して系統用蓄電池は、主に電力系統へ直接接続され、電力市場での取引や電力系統全体の需給調整に活用されます。

再生可能エネルギー併設型の蓄電池とは何が違いますか?

再生可能エネルギー併設型蓄電池は、太陽光発電所や風力発電所などに併設し、その発電所でつくられた電気を蓄える設備です。発電量の平準化や、発電する時間と電力を供給する時間をずらすために利用されます。

一方、系統用蓄電池は特定の発電所に付属せず、電力系統へ直接接続して充放電を行うことが基本です。市場価格や需給状況に応じて、さまざまな用途に活用できる点が特徴です。

蓄電池の「出力(kW)」と「容量(kWh)」の違いは何ですか?

出力(kW)は、一度にどの程度の電力を充電・放電できるかを示す数値です。容量(kWh)は、蓄電池にどの程度の電力量を蓄えられるかを示します。

例えば、出力2,000kW、容量8,000kWhの蓄電池は、単純計算では2,000kWの出力で約4時間放電できる規模です。ただし、実際の運転時間は使用可能な容量、充放電効率、劣化状態、運用方法などによって変わります。

なぜ今、系統用蓄電池が注目されているのですか?

太陽光発電や風力発電など、発電量が天候によって変動する再生可能エネルギーの導入が進んでいるためです。

再生可能エネルギーが増えるほど、発電量と電力需要の変動を調整する仕組みが重要になります。系統用蓄電池は、余った電力の充電、不足時の放電、短時間の需給調整などに活用できることから、再生可能エネルギーの導入拡大と電力の安定供給を支える設備として期待されています。

2、事業参入・事業スキーム

どのような企業が系統用蓄電池事業に参入できますか?

系統用蓄電池事業は、電力会社や蓄電池メーカーだけに限定された事業ではありません。

土地を保有する企業、建設会社、商社、エネルギー関連企業、投資会社なども、専門事業者と連携することで参入を検討できます。

ただし、事業化には土地、系統接続、設備調達、資金調達、市場取引、保守運用など複数の専門領域が関係します。自社がどの役割を担い、どの業務を外部へ委託するのかを整理することが重要です。

電力事業の経験がない企業でも参入できますか?

電力事業の経験がない企業でも、専門事業者と連携することで参入を検討できます。

系統接続、設計・施工、電力市場での取引、充放電の運用などを、それぞれの専門会社へ委託する事業スキームもあります。

ただし、すべてを外部へ委託した場合でも、事業主体として投資判断や契約内容、収益性、リスクを把握する必要があります。まずは自社の参入目的と、保有する土地・資金・技術などの強みを整理することが大切です。

事業参入前に確認しておくべき条件は何ですか?

主に、次の条件を確認する必要があります。

・設置候補地の確保
・系統接続の可能性
・想定する蓄電池の出力と容量
・設備費や系統連系工事負担金
・資金調達の方法
・収益モデルと事業収支
・ベンダーや施工会社の選定
・市場取引や運用を担う事業者
・法令、届出、安全対策
・保守運用と事業終了時の対応

特に系統接続の可否、工事費、接続時期は事業性に大きく影響します。土地や設備の契約を先に進めるのではなく、系統接続を含めた全体条件を確認しながら判断する必要があります。

土地だけを所有している企業でも事業に関われますか?

土地を所有している企業も、系統用蓄電池事業に関わることができます。

代表的な方法には、事業者への土地の賃貸や売却、共同事業への参加、自社所有地での事業開発などがあります。

ただし、広い土地や変電所に近い土地であれば、必ず事業化できるわけではありません。用途地域、災害リスク、搬入経路、周辺環境、系統接続の可能性などを総合的に調査する必要があります。

投資家として資金提供のみで参入することはできますか?

事業会社への出資、共同事業、特別目的会社への出資などを通じて、投資家として参入する方法があります。

実際の開発、設備保有、運用、市場取引などを専門事業者が担当し、投資家が事業資金を提供する事業スキームも考えられます。

ただし、想定収益だけでなく、系統接続の遅延、工事費の増加、市場価格の変動、設備の劣化や故障、制度変更などのリスクを確認する必要があります。出資形態や契約条件によって責任範囲も異なるため、個別案件ごとの精査が必要です。

事業者、アグリゲーター、EPC、蓄電池メーカーはそれぞれ何を担当しますか?

一般的な役割は次のとおりです。

事業者・設備所有者
事業計画の策定、投資判断、資金調達、土地や設備の契約など、事業全体を管理します。

アグリゲーター
蓄電池へ充放電指令を出し、電力市場での取引、運用計画の作成、実績管理などを行います。系統用蓄電池では、アグリゲーターが遠隔で充放電を制御する構成が一般的です。

EPC事業者
設備の設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)を一括して担当します。

蓄電池メーカー・システムメーカー
蓄電池、PCS、制御システムなどの設備を供給し、製品保証や技術サポートを提供します。

案件によっては、系統接続支援会社、保守会社、電力小売事業者、金融機関、保険会社なども事業に関わります。

3、収益モデル・投資判断

系統用蓄電池の収益はどこから生まれますか?

系統用蓄電池では、主に「卸電力市場」「需給調整市場」「容量市場」などを活用して収益を得ます。

電力価格が低い時間帯に充電し、高い時間帯に放電する取引に加え、電力の需要と供給を調整する能力や、将来必要となる供給力を提供することでも対価を得られます。

実際の収益構成は、蓄電池の出力・容量、接続条件、運用方針、アグリゲーターとの契約、市場制度などによって異なります。複数の市場を組み合わせて収益機会を確保することが、系統用蓄電池事業の基本的な考え方です。

卸電力市場ではどのように収益を得るのですか?

卸電力市場では、一般的に電力価格が低い時間帯に蓄電池へ充電し、価格が高い時間帯に放電することで、価格差から収益を得ます。

例えば、太陽光発電量が多く電力価格が低下しやすい昼間に充電し、電力需要が増えて価格が上昇する夕方以降に放電する運用が考えられます。

ただし、充放電には電力損失があり、市場価格も日々変動します。単純な売買価格差だけでなく、充放電効率、取引手数料、蓄電池の劣化、運用制約などを含めて収益性を判断する必要があります。卸電力市場では主に電力量を示す「kWh」の価値が取引されます。

参考:日本卸電力取引所(JEPX)「取引概要」

需給調整市場ではどのように収益を得るのですか?

需給調整市場は、電力の需要と供給のずれを調整する能力を取引する市場です。

系統用蓄電池は、短時間で充電と放電を切り替えられるため、一般送配電事業者からの指令に応じて出力を調整し、調整力を提供することで対価を得られる可能性があります。

市場へ参加するためには、応動時間、継続時間、指令への追従性、計量、通信設備など、商品ごとに定められた要件を満たす必要があります。実際の取引や制御は、アグリゲーターが担当するケースもあります。

参考:電力需給調整力取引所「需給調整市場とは」

容量市場ではどのように収益を得るのですか?

容量市場は、将来の電力需要に対して必要な供給力をあらかじめ確保するための市場です。

系統用蓄電池が容量市場へ参加し、必要なときに供給力を提供できる設備として落札された場合、実需給年度に所定の要件を満たすことで対価を受け取ります。

ただし、落札すれば無条件で収益が確定するわけではありません。蓄電池の継続時間や設備容量、市場への応札方法、実需給期間中の供給力提供など、定められた要件や評価方法を確認する必要があります。卸電力市場や需給調整市場とは、収益が発生する仕組みや時間軸が異なります。

参考:電力広域的運営推進機関「容量市場関係の情報・手続き」

複数市場を組み合わせる「収益の多層化」とは何ですか?

収益の多層化とは、卸電力市場だけに依存せず、需給調整市場や容量市場など、複数の収益機会を組み合わせて事業収益を構成する考え方です。

例えば、卸電力市場で電力の価格差を活用しながら、一定の時間帯には需給調整市場へ調整力を提供し、さらに容量市場から供給力に対する対価を得る運用が考えられます。

ただし、同じ時間帯に蓄電池の能力を複数の用途へ重複して使用できるとは限りません。市場ごとの要件や運用制約を踏まえ、どの市場へどの程度の容量を配分するかを設計する必要があります。

系統用蓄電池事業の収益は安定していますか?

系統用蓄電池の収益は、一定額が保証されるものではありません。

卸電力市場の価格差、需給調整市場の募集量や落札価格、容量市場の落札結果、競合設備の増加、制度変更などにより、収益は変動します。また、アグリゲーターの運用能力によっても実績に差が生じます。

事業性を判断する際は、特定の市場や高い収益予測だけに依存せず、複数のシナリオで収支を確認することが重要です。基本ケースだけでなく、市場価格の低下、稼働率の低下、設備費の増加などを想定した感度分析も必要です。

初期費用にはどのような費用が含まれますか?

主な初期費用には、次のようなものがあります。

・蓄電池本体
・PCS、EMS、BMSなどの関連設備
・受変電設備や連系設備
・設計費、調達費、施工費
・造成工事や基礎工事
・土地の購入費または賃借費
・系統接続に伴う工事費負担金
・接続検討や各種申請に関する費用
・消防、防災、監視、セキュリティ設備
・事業開発、契約、資金調達に関する費用

設備費だけで予算を判断すると、系統連系工事や造成工事などの追加費用によって事業費が大きく変わることがあります。設備の導入費だけでなく、運転開始までに必要となる総事業費で比較することが大切です。経済産業省の検討資料でも、蓄電システム本体と工事費を分けて価格分析が行われています。

投資判断ではどのような指標を確認すべきですか?

系統用蓄電池事業の投資判断では、単年度の売上予測だけでなく、事業期間全体の収支を確認します。

主な指標には、次のものがあります。

投資回収期間
初期投資を事業収益によって回収するまでの期間です。

IRR(内部収益率)
事業期間中の将来キャッシュフローを踏まえた、投資効率を示す指標です。

NPV(正味現在価値)
将来得られるキャッシュフローを現在価値に換算し、初期投資を差し引いた価値です。

DSCR(債務返済余裕率)
借入金の元利返済に対して、事業のキャッシュフローにどの程度の余裕があるかを示します。

感度分析
市場価格、設備費、稼働率、劣化率などの条件が変化した場合に、収益性がどの程度変わるかを確認します。

これらの指標を組み合わせ、収益性だけでなく、借入金の返済可能性や制度変更への耐性も含めて判断します。

4、土地・系統接続

系統用蓄電池の設置にはどのような土地が適していますか?

系統用蓄電池の設置候補地では、土地の広さだけでなく、系統接続、法規制、工事条件、周辺環境などを総合的に確認する必要があります。

主な確認項目は次のとおりです。

・送電線や変電所など、連系設備との位置関係
・必要な設備を配置できる面積と形状
・大型車両や重機が進入できる搬入経路
・用途地域や開発許可などの土地利用規制
・洪水、津波、土砂災害などの災害リスク
・住宅や周辺施設との距離
・騒音、防災、消防への対応
・地盤や造成工事の必要性

条件のよい土地に見えても、系統接続の可否や工事費が確定しなければ、事業化できるとは限りません。

設置にはどのくらいの土地面積が必要ですか?

必要な土地面積は、蓄電池の出力と容量、設備の構成、採用する製品、連系電圧、消防・保安上必要な離隔距離などによって異なります。

同じ出力の設備でも、コンテナの大きさや配置、受変電設備、管理設備、構内道路、保守スペースの設計によって必要面積が変わります。

そのため、土地面積だけで設置可能性を判断するのではなく、想定する設備仕様を基に配置図を作成し、搬入経路や離隔距離を含めて確認する必要があります。

工場跡地や遊休地にも設置できますか?

工場跡地や遊休地にも、系統用蓄電池を設置できる可能性があります。既存の造成地や産業用地は、土地の形状、接道、周辺環境などの条件によっては、候補地として活用しやすい場合があります。

ただし、以前に工場として利用されていた土地でも、そのまま設置できるとは限りません。用途地域や開発許可、地盤・土壌の状態、災害リスク、大型車両の搬入経路、周辺住宅との距離、系統接続の可能性などを確認する必要があります。

また、既存の受変電設備や電力設備が残っていても、系統用蓄電池の連系設備としてそのまま利用できるとは限りません。土地の条件と系統接続条件を並行して調査し、事業化の可否を判断します。

土地の確保と系統接続の確認はどちらを先に行うべきですか?

土地の調査と系統接続の確認は、できるだけ並行して進めるのが基本です。

系統接続の検討には候補地や設備仕様の情報が必要ですが、系統接続の条件が分からない段階で土地を確定すると、高額な工事費や長い工期が判明し、事業化できなくなる可能性があります。

そのため、初期段階では土地を完全に購入するのではなく、売買予約、停止条件付き契約、一定期間の独占交渉権などを活用し、系統接続や法規制の確認結果を踏まえて最終判断する方法が考えられます。

具体的な契約方法については、案件条件に応じて不動産・法務の専門家へ確認する必要があります。

接続検討とは何ですか?

接続検討とは、系統用蓄電池を電力系統へ接続した場合の影響や、必要となる送配電設備の新設・増強工事などを確認する手続きです。

一般送配電事業者などが、提出された設備仕様を基に、主に次の内容を検討します。

・系統へ接続できるか
・必要となる設備や対策
・工事費負担金の概算
・工事の所要期間
・連系にあたっての条件

ただし、接続検討の回答は、系統連系を確約するものではありません。その後に契約申込みを行い、連系承諾を得ることで、接続条件が具体化します。

系統接続の回答までどのくらいかかりますか?

接続検討は、申込みの受付から原則3か月以内に回答されます。一部の高圧案件では、原則2か月以内とされています。また、接続検討前に行う任意の事前相談は、受付から1か月以内が回答の目安です。

ただし、提出資料の不足や設備仕様の変更、特殊な検討、申込みの混雑などによって、回答までの期間が延びる場合があります。

また、接続検討の回答を得ても、すぐに運転を開始できるわけではありません。その後も契約申込み、連系承諾、工事費負担金契約、詳細設計、系統工事などが続くため、「接続検討の回答時期」と「実際の運転開始時期」は分けて考える必要があります。

参考:電力広域的運営推進機関「発電設備等系統アクセスの流れ」

系統連系工事負担金とは何ですか?

系統連系工事負担金とは、系統用蓄電池を電力系統へ接続するために必要となる送配電設備の新設や増強などについて、接続を希望する事業者が負担する費用です。

接続検討では工事費負担金の概算が示され、その後の契約申込みや詳細設計を経て、金額や支払条件が具体化します。

工事内容によっては事業費に大きな影響を与えるため、蓄電池本体の価格だけでなく、工事費負担金を含めて事業性を判断する必要があります。また、契約申込み時には保証金が必要になる場合があります。

接続検討の結果、事業化できないことはありますか?

接続検討の結果によっては、当初の計画どおりに事業化できないことがあります。

代表的な要因には、次のようなものがあります。

・工事費負担金が想定を大きく上回った
・接続可能となる時期が事業計画に合わない
・希望する出力で接続できない
・追加の設備や対策が必要になった
・出力制御などの接続条件が収益性に影響する
・土地の契約期間や資金調達条件と合わない

接続できるかどうかだけでなく、費用、時期、出力、運用条件を含めて、事業として成立するかを判断します。接続検討は連系を確約するものではないため、結果を受けて設備規模や事業計画を見直す場合もあります。

5、設備・蓄電池・ベンダー選定

系統用蓄電池施設はどのような設備で構成されていますか?

系統用蓄電池施設は、蓄電池本体だけでなく、電力変換、制御、受変電、安全管理などを担う複数の設備で構成されます。

主な構成設備は次のとおりです。

蓄電池・蓄電池コンテナ
電気を蓄え、必要に応じて放電します。

BMS(バッテリーマネジメントシステム)
電池の電圧、温度、充電状態などを監視し、安全な範囲で制御します。

PCS(パワーコンディショナー)
蓄電池の直流電力と、電力系統の交流電力を相互に変換します。

EMS(エネルギーマネジメントシステム)
市場取引や運用計画に基づき、施設全体の充放電を管理します。

受変電・連系設備
変圧器、遮断器、保護装置などにより、施設と電力系統を安全に接続します。

そのほか、空調、消火、監視カメラ、通信、遠隔監視、非常用設備なども必要になります。EMS、PCS、BMSなどは通信や遠隔制御を行うため、設備性能だけでなく、サイバーセキュリティ対策も重要です。

必要な蓄電池の出力と容量はどのように決めますか?

蓄電池の出力と容量は、参入する市場、運用方法、系統接続条件、事業予算などを踏まえて決定します。

主な検討項目は次のとおりです。

・どの電力市場へ参加するか
・何時間の充放電を想定するか
・系統へ接続できる最大出力
・市場ごとに必要となる継続時間
・充放電効率と使用可能容量
・事業期間中の劣化
・土地面積と設備配置
・初期費用と期待収益

出力を大きくすれば収益が比例して増えるとは限りません。容量とのバランスや系統接続条件、市場参加要件を踏まえ、収支シミュレーションを行って決定します。

系統用蓄電池ではどのような種類の電池が使われますか?

系統用蓄電池では、リチウムイオン電池を採用する案件が多く見られます。

リチウムイオン電池には、リン酸鉄リチウムイオン電池など複数の種類があり、エネルギー密度、安全性、寿命、価格、温度特性などが異なります。

そのほかにも、NAS電池、レドックスフロー電池などがあり、必要な出力、継続時間、設置環境、用途によって適した方式は変わります。

電池の種類だけで優劣を判断するのではなく、蓄電システム全体としての安全性、保証、運用実績、保守体制、事業期間中の総コストを確認することが重要です。

国内メーカーと海外メーカーはどちらを選ぶべきですか?

国内メーカーと海外メーカーのどちらが適しているかは、案件条件によって異なります。

海外メーカーは価格や製品ラインアップに強みを持つ場合があり、国内メーカーは日本国内でのサポート、法令・規格への対応、保守体制などに強みを持つ場合があります。

比較する際は、製造国だけで判断せず、次の項目を確認します。

・日本国内での導入実績
・製品とシステムの安全性
・保証内容と保証主体
・国内の保守・連絡体制
・故障時の対応時間
・交換部品の供給期間
・納期と供給能力
・PCSやEMSとの適合性
・サイバーセキュリティ対策
・メーカーの経営継続性

長期間運用する設備であるため、初期価格だけでなく、運転開始後に実際に保証や保守を受けられる体制を重視する必要があります。系統用蓄電池では、設備のサプライチェーンやセキュリティ上のリスクも検討されています。

蓄電池ベンダーはどのような基準で比較すべきですか?

蓄電池ベンダーを比較する際は、設備価格だけでなく、性能、安全性、保証、施工、保守まで含めて評価します。

主な比較項目は次のとおりです。

・蓄電池の出力、容量、使用可能範囲
・充放電効率
・サイクル寿命と想定劣化率
・設備稼働率と可用性
・安全試験や認証への対応
・火災検知、消火、類焼防止対策
・製品保証と性能保証
・PCS、EMS、BMSとの連携
・設計、施工、試運転の責任範囲
・納期と供給体制
・運転開始後の保守体制
・サイバーセキュリティ対策
・国内外での導入実績
・メーカーや保証主体の信用力

初期費用が安くても、劣化が早い、稼働率が低い、故障時の復旧に時間がかかるなどの場合、事業期間全体の収益性が低下する可能性があります。設備価格ではなく、保守費や交換費も含めたライフサイクルコストで比較します。

製品保証や性能保証では何を確認すべきですか?

保証書に記載された年数だけでなく、保証が適用される条件と、保証対象外となる条件を確認する必要があります。

主な確認項目は次のとおりです。

・製品保証の期間
・容量維持率や劣化率の保証
・充放電回数や累積放電量の上限
・設備稼働率の保証
・使用できる温度や運転条件
・保証対象となる部品
・人件費、輸送費、交換工事費の負担
・故障時の受付窓口と対応時間
・交換部品の納期
・保証申請に必要な運転データ
・メーカーが事業撤退した場合の対応

特に容量保証は、「一定年数後に何%を維持するか」だけでなく、日々の充放電方法、温度、充放電回数、累積使用量などの条件とセットになっている場合があります。

想定する運用方法が保証条件に適合しているかを、契約前に確認することが重要です。

PCS・EMS・蓄電池の組み合わせで注意すべきことはありますか?

PCS、EMS、BMS、蓄電池が個別には高性能であっても、機器同士が適切に連携できなければ、計画どおりの運用はできません。

主な確認項目は次のとおりです。

・機器間の通信方式と互換性
・EMSからの指令に対する応答速度
・充放電可能量や電池状態の情報連携
・異常時の停止や保護制御
・市場参加に必要な計量・通信要件
・遠隔監視やソフトウェア更新の方法
・サイバーセキュリティ対策
・障害発生時の責任分担
・システム全体の性能保証
・将来の設備増設やシステム変更への対応

複数のメーカーから機器を調達する場合は、故障や性能不足が発生した際に、どの事業者が原因調査と復旧を担当するのかを明確にします。

設備単体の保証だけでなく、蓄電システム全体として希望する出力、応答性、稼働率を満たせるかを確認することが重要です。通信機能や遠隔制御を持つEMS、PCS、BMSについては、機器選定時からセキュリティ対策を確認する必要があります。

参考:資源エネルギー庁「ERAB関連資料・サイバーセキュリティガイドライン」

6、導入プロセス・事業化までの流れ

系統用蓄電池の検討から運転開始までの流れを教えてください。

一般的には、次のような流れで進みます。

  1. 事業目的と参入方法の整理
  2. 設置候補地の調査
  3. 想定する出力・容量の設定
  4. 系統接続の事前確認・接続検討
  5. 事業性評価と収支シミュレーション
  6. 事業スキーム・資金調達方法の決定
  7. 蓄電池ベンダー・EPC・アグリゲーターの選定
  8. 系統連系の契約申込み
  9. 設計・設備調達・施工
  10. 試運転・検査・市場参加準備
  11. 商業運転開始

実際には、土地調査、系統接続、設備選定、資金調達などを並行して進めます。また、接続検討の回答だけでは系統連系が確約されるわけではなく、その後の契約申込みや詳細検討が必要です。

事業化までにはどのくらいの期間がかかりますか?

事業化までの期間は、土地、系統接続、設備調達、工事内容、市場参加手続きなどによって大きく異なります。

特に、系統接続に必要な増強工事の内容や工事費、設備の納期が事業スケジュールに大きく影響します。接続検討の回答を得た後も、契約申込み、連系承諾、工事費負担金の契約、工事などが続くため、接続検討の回答時期と実際の運転開始時期は分けて考える必要があります。

初期段階で運転開始時期を固定するのではなく、複数のスケジュールを想定して事業計画を作ることが重要です。

検討開始時に準備しておくべき情報は何ですか?

検討開始時には、次のような情報を整理しておくと、その後の調査や事業性評価を進めやすくなります。

・設置候補地の所在地、面積、地目
・土地の所有者や使用権原
・周辺道路や設備搬入経路
・希望する出力と容量
・想定する事業開始時期
・投資可能額や資金調達方針
・自社が担当したい事業範囲
・想定する収益モデル
・相談済みのメーカーや事業者
・系統接続に関する調査状況

すべてが確定している必要はありません。まずは、決まっていることと未確認のことを分け、次に調査すべき項目を整理します。

どの段階で事業性評価を行いますか?

事業性評価は一度だけではなく、計画の進行に合わせて複数回行うのが基本です。

初期評価
候補地、想定規模、概算設備費、市場収益などを基に、検討を続ける価値があるかを判断します。

接続検討回答後の評価
系統連系工事負担金、接続時期、接続条件などを反映し、収支を見直します。

設備見積もり取得後の評価
蓄電池、PCS、EMS、施工、保守などの具体的な費用を反映します。

最終投資判断
契約条件、資金調達、市場運用、リスクなどを含め、事業を実行するか判断します。

初期段階の概算収支だけで投資を決めず、条件が具体化するたびに収支シミュレーションを更新することが重要です。

蓄電池や関連設備はいつ発注しますか?

原則として、系統接続条件、設備仕様、資金調達、必要な許認可などを確認してから正式発注します。

系統接続条件が確定する前に設備を発注すると、接続可能な出力や連系電圧、設備構成が当初の想定と変わり、仕様変更や追加費用が発生する可能性があります。

一方で、蓄電池や受変電設備などは納期が長くなる場合があります。そのため、正式発注前からメーカーやEPC事業者へ相談し、概算見積もり、納期、仕様変更の条件、キャンセル時の扱いなどを確認しておくことが大切です。

早期発注が必要な場合は、停止条件付き契約や発注範囲の分割なども含め、リスクを抑えられる契約方法を検討します。

工事完了後、すぐに市場取引を始められますか?

工事が完了しただけでは、必ずしもすぐに市場取引を始められるわけではありません。

系統連系、試運転、計量設備や通信設備の確認に加え、参加する市場に応じた事業者登録、契約締結、システム登録、性能確認などが必要です。

需給調整市場へ新規参加する場合は、取引会員資格の審査、一般送配電事業者による事前審査、契約締結、市場システム上での承認などを完了する必要があります。

設備工事と市場参加準備を別々に進めるのではなく、運転開始予定日から逆算して並行して準備します。

参考:電力需給調整力取引所「需給調整市場の参加申込」

7、運用・保守・安全対策

運転開始後の充放電は誰が行いますか?

運用方法は事業スキームによって異なりますが、事業者自身が運用する方法と、アグリゲーターへ委託する方法があります。

アグリゲーターへ委託する場合は、市場価格、電力需給、蓄電池の状態などを基に運転計画を作成し、EMSなどを通じて遠隔で充放電を制御します。

ただし、アグリゲーターへ委託しても、設備所有者としての保安責任や契約管理まで完全になくなるわけではありません。充放電の判断、異常時の停止、設備故障時の対応など、関係者の役割を契約で明確にする必要があります。アグリゲーターがエネルギーリソースを遠隔制御する運用も行われています。

アグリゲーターはどのような役割を担いますか?

アグリゲーターは、蓄電池の運用と電力市場での取引を支援する事業者です。

主な役割には、次のようなものがあります。

・市場価格や需給状況の分析
・充放電計画の作成
・蓄電池への遠隔指令
・卸電力市場や需給調整市場での取引
・発電・放電計画の提出
・インバランスの管理
・取引実績や収益の集計
・蓄電池の状態や運転可能量の把握

契約する際は、収益配分、運用手数料、最低契約期間、設備停止時の扱い、収益予測の根拠などを確認します。

蓄電池にはどのような点検や保守が必要ですか?

蓄電池本体だけでなく、施設を構成する設備全体の点検が必要です。

主な点検対象には、次のものがあります。

・蓄電池セルやモジュール
・BMS、PCS、EMS
・変圧器、遮断器、保護装置
・空調、換気設備
・火災検知、消火設備
・通信、遠隔監視設備
・監視カメラ、入退場管理
・接地設備、ケーブル、端子
・コンテナや建屋の状態

蓄電所は電気事業法上の保安規制の対象となり、規模や設備条件に応じて、技術基準への適合、保安規程の届出、電気主任技術者の選任などが必要です。

メーカーの保守条件だけでなく、法令、保険、保証条件、市場参加要件を含めて保守計画を作成します。

蓄電池は何年程度使用できますか?

使用できる期間は、電池の種類、製品仕様、運転方法、温度、充放電回数、放電深度などによって異なります。

そのため、「一律に何年」と判断するのではなく、メーカーが示す想定使用期間、保証期間、保証サイクル数、容量維持率などを確認します。

また、蓄電池本体が使用できても、PCS、空調、通信設備、受変電設備などが先に更新時期を迎える場合があります。事業収支では、蓄電池本体だけでなく、周辺設備の修理や更新費用も見込む必要があります。

JEMAの性能表示でも、想定使用期間や蓄電池劣化時の安全性が比較項目として示されています。

蓄電池の劣化や容量低下にはどのように対応しますか?

蓄電池は使用に伴って徐々に劣化し、充電できる容量や最大出力が低下します。

主な対応方法には、次のものがあります。

・BMSによる劣化状態の継続監視
・温度や充放電範囲の適正管理
・急激な劣化につながる運用の回避
・劣化を反映した運転計画への変更
・一部モジュールの交換
・追加設備による容量の補充
・一定期間後の設備更新

投資判断では、運転開始時の性能だけでなく、将来の容量低下を反映した収益シミュレーションが必要です。

また、容量保証を受けるために、充放電回数、温度、放電深度、累積放電量などの条件が設けられている場合があります。想定する市場運用が保証条件を超えないか、契約前に確認します。

火災や自然災害にはどのような対策が必要ですか?

蓄電所では、設備の安全機能だけでなく、設置場所、施設設計、運用、緊急時対応を含めた対策が必要です。

主な対策には、次のようなものがあります。

・異常発熱、煙、ガスの早期検知
・適切な空調、換気、温度管理
・設備間の離隔距離の確保
・延焼や類焼を防ぐ施設配置
・消火設備や消防活動スペースの確保
・浸水、津波、土砂災害リスクの確認
・耐震性や強風対策
・遠隔監視と緊急停止機能
・消防機関との事前協議
・事故発生時の連絡・避難体制

蓄電池設備に関する火災予防基準は、蓄電池の種類や安全性能を踏まえて見直されています。また、具体的な規制や届出は自治体の火災予防条例などによって異なるため、設計初期から所轄消防署へ確認することが重要です。

参考:消防庁「蓄電池設備に係る基準の見直しについて」

8、法制度・市場制度・補助金

系統用蓄電池事業にはどのような法令や届出が関係しますか?

主に電気事業法に基づく保安規制が関係します。

設備規模や構成によって、次のような対応が必要になります。

・技術基準への適合と維持
・保安規程の作成・届出
・電気主任技術者の選任
・基礎情報の届出
・工事計画の届出
・使用前安全管理検査
・事故発生時の報告

必要な手続きは、蓄電所の出力、容量、連系電圧、設備構成などによって異なります。経済産業省は、蓄電所の出力・容量別に必要な手続きを整理しています。

このほか、消防法令や自治体の火災予防条例、土地利用、開発、建築、造成などに関する手続きが必要になる場合があります。所轄官庁への確認は、設計や工事を開始する前に行います。

参考:経済産業省「電力貯蔵装置(蓄電池)・蓄電所を設置する場合の手引き」

系統用蓄電池は発電事業に該当しますか?

すべての系統用蓄電池が、自動的に発電事業へ該当するわけではありません。

自ら維持・運用する蓄電用電気工作物を使用し、小売電気事業者や一般送配電事業者などへ電気を供給する事業で、設備が省令で定められた要件に該当する場合は、事業開始前に発電事業の届出が必要になります。

設備の所有者、運用者、電気の供給先、設備規模、契約形態によって判断が変わるため、個別案件ごとに資源エネルギー庁や専門家へ確認する必要があります。

参考:資源エネルギー庁「発電事業に係る届出義務について」

系統用蓄電池に利用できる補助金はありますか?

国や自治体によって、系統用蓄電池の導入を支援する補助事業が実施されることがあります。

直近でも、系統用蓄電池等電力貯蔵システムの導入支援事業が実施されています。ただし、補助金は常に申請できるものではなく、公募期間、対象設備、補助率、事業完了期限などが年度ごとに異なります。

また、交付決定前の契約や発注が補助対象外となる場合があります。補助金を前提に設備を発注せず、必ず最新の公募要領と交付規程を確認してください。

補助金を受けることで、ほかの制度への参加条件や収益の扱いに影響する場合もあるため、長期脱炭素電源オークションなどとの併用条件も確認が必要です。

最新の公募情報:環境共創イニシアチブ「令和7年度補正 系統用蓄電システム等導入支援事業」

長期脱炭素電源オークションとは何ですか?

長期脱炭素電源オークションは、脱炭素電源への新規投資を促進するため、容量市場の一部として設けられた制度です。

対象となる設備がオークションで落札し、定められた期限までに運転を開始して供給力を提供することで、原則として長期間の容量収入を得られます。制度適用期間は原則20年とされており、大規模な初期投資に対する収入の予見可能性を高める仕組みです。

ただし、一般的な補助金とは異なります。落札後には、運転開始期限や供給力提供などの義務があり、他市場で得た収益の一部を還付する仕組みもあります。

応札には設備規模、蓄電時間、事業計画、系統接続状況などの要件があるため、すべての蓄電池案件が参加できるわけではありません。

参考:電力広域的運営推進機関「容量市場・長期脱炭素電源オークション説明資料」

電力市場や制度の変更は事業収益に影響しますか?

電力市場や制度の変更は、系統用蓄電池の収益性に影響します。

影響が考えられる項目には、次のものがあります。

・市場への参加要件
・募集量や入札方法
・落札価格の決まり方
・応動時間や継続時間
・計量、通信、性能確認の要件
・未達時のペナルティ
・同一容量を複数市場で活用する際のルール
・容量市場における電源区分
・系統接続や充電制限のルール

需給調整市場の取引規程や蓄電池向けガイドも更新されており、参加前だけでなく運転開始後も制度変更を確認する必要があります。

収支計画では、現在の制度が事業期間中も変わらないと仮定せず、収益単価や市場参加条件が変化した場合の感度分析を行います。

最新情報:電力需給調整力取引所「需給調整市場に係る取引規程等の公表」

※法令、市場制度、補助金の内容は変更される場合があります。事業検討時には、関係省庁や実施機関が公表する最新情報をご確認ください。

9、EINS Energyへの相談・支援内容

どの段階からEINS Energyに相談できますか?

具体的な事業計画が固まる前の段階からご相談いただけます。

「系統用蓄電池事業に参入できるか知りたい」「所有地を活用できるか確認したい」「何から調べればよいか分からない」といった初期段階でも問題ありません。

現在の検討状況を整理したうえで、必要な調査、事業化までの流れ、次に確認すべき項目をご案内します。

所有している土地で事業化できるか相談できますか?

候補地の所在地、面積、地目、周辺道路、災害リスク、系統設備との位置関係などを基に、初期的な確認をご相談いただけます。

ただし、土地の広さや変電所からの距離だけで事業化の可否を確定することはできません。

最終的には、土地利用規制、設備配置、搬入条件、系統接続、工事費、周辺環境などを総合的に調査する必要があります。初期調査では、詳しい検討へ進む価値がある土地かどうかを整理します。

事業性評価や収支シミュレーションだけでも依頼できますか?

事業性評価や収支シミュレーションについてもご相談いただけます。

想定する設備規模、初期費用、運用費、市場収益、資金調達条件などを基に、投資回収期間、IRR、NPV、DSCRなどを確認します。

また、設備費の増加、市場収益の低下、運転開始の遅れ、蓄電池の劣化などを想定した感度分析を行うことで、事業計画がどの程度の変化に耐えられるかを整理します。

検討段階や取得できている情報によって、概算評価と詳細評価を使い分けます。

蓄電池ベンダーの比較や選定を依頼できますか?

蓄電池、PCS、EMS、保証、施工、保守などを含めたベンダー比較についてご相談いただけます。

価格だけでなく、次のような項目を整理して比較します。

・設備性能と劣化条件
・製品保証と性能保証
・安全性と認証
・国内のサポート体制
・納期と供給能力
・PCSやEMSとの互換性
・施工、試運転の責任範囲
・保守費用と交換費用
・メーカーの導入実績と信用力

複数社の提案条件を同じ基準にそろえ、価格差の理由や契約上のリスクを整理することで、事業計画に適したベンダー選定を支援します。

系統用蓄電池の導入を一括して相談できますか?

土地、系統接続、事業性評価、設備選定、施工、運用など、系統用蓄電池事業に関する全体的なご相談が可能です。

すべての業務を一社で行うのではなく、案件に応じてメーカー、EPC事業者、アグリゲーター、保守事業者などの専門事業者と連携しながら進めます。

EINS Energyでは、各事業者の提案を個別に受け取るだけでなく、事業全体の条件や役割分担を整理し、計画に矛盾や抜けがないかを確認しながら事業化を支援します。

監修・執筆:山田 太郎
株式会社EINS 系統用蓄電池事業責任者

系統用蓄電池事業における候補地の選定、系統接続の検討、事業性評価、設備構成の検討、関係事業者との調整などを担当しています。
これまでに、系統用蓄電池事業への参入を検討する企業に対し、事業計画の整理、収益シミュレーション、設備・事業スキームの検討などを支援してきました。

本記事では、候補地の検討から系統接続、設備選定、工事、運用開始まで、計画の手戻りを防ぐために確認したい順番を整理しています。

※制度や市場ルール、各種要件は変更される場合があります。実際に事業を検討する際は、関係機関が公表する最新情報をご確認ください。

お問い合わせ受付

FAQで解決しない場合は

系統用蓄電池事業は、候補地の条件や設備規模、系統接続、事業スキームなどによって、確認すべき内容が異なります。

FAQを読んでも解決しない疑問や、自社の計画に当てはめて確認したいことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。現在の検討状況を整理しながら、次に確認すべきことや事業化に向けた進め方をご案内します。

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